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[ヒューストン 18日 ロイター] 米テキサス州ガルベストンで、自分を吸血鬼だ
と信じて近所の家屋に押し入り、そこに住む女性にかみついて血を吸おうとした男が
逮捕される騒ぎがあった。女性にけがはなかった。
住居侵入窃盗の疑いで先週末に逮捕されたのは、ライル・モンロー・ベンズリー
容疑者(19)。駐車場でうなり声を上げているところも目撃されており、逮捕時は
ボクサーショーツのみを着ていたという。
地元警察によると、同容疑者は自分が500年生きている吸血鬼だと主張。
現在勾留中で、これから精神鑑定を受ける予定となっている。被害を受けた女性は、
同容疑者と面識はなかったとしている。
米国ではここ数年、吸血鬼をテーマにした本や映画などが人気で、吸血鬼と人間
のロマンスを描く「トワイライト」シリーズや、テレビドラマ「トゥルー・ブラッド」などは
特に若者の間で大きな支持を獲得。このことから、吸血鬼をテーマにしたポップ
カルチャーが若者に少なからず影響を与えているとの見方もある。
テキサス大学のトーマス・ガーザ博士は、吸血鬼は死ぬことなく永遠に生気に
満ちていられることから、若者はそのようになりたいと考えるかもしれないと指摘。
「『トワイライト』シリーズに登場する吸血鬼の主人公は日中でも外に出ることが
できるし、運転する車もボルボだ」と述べ、現代のバンパイアは魅力的でファッ
ショナブルに描かれていると説明した。
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