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兵庫県弁護士会は加害者から謝罪の手紙を預かって被害者に届ける取り組みを進めていて、
これまでに２０通の手紙が預けられましたが、まだ被害者が心の準備ができず受け取る人が
現れていないことが分かり、犯罪の加害者と被害者の橋渡しの難しさが見えてきました。
兵庫県弁護士会は犯罪の加害者と被害者の橋渡しをしようと、おととしから加害者が書いた
謝罪の手紙を弁護士会が５年間預かり、被害者が心の準備が整って読みたくなった時に手元に
届ける取り組みを全国で初めて始めました。
弁護士会によりますと、これまでに犯罪の加害者１３人からあわせて２３通の謝罪の手紙が
寄せられたということです。
罪の種類別に見ますと、殺人や傷害などの加害者が５人、性犯罪やストーカー行為をした加害者が４人、
強盗傷害や窃盗が４人でした。しかし、これまでに被害者から受け取りたいと連絡してきたケースはなく、
犯罪の加害者と被害者の橋渡しの難しさが見えてきました。兵庫県弁護士会は「時間の経過の中で、
謝罪文を読みたくなるケースもあり、保管することに意味がある。取り組みを継続して被害者の心の安定や、
加害者の更正につなげたい」としています
加害者謝罪文の受け取りゼロ - NHK兵庫県のニュース
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