11/08/20 16:23:03.17 6trliyFL0
3月11日14時46分に地震発生し、スクラム開始・外部電源喪失・ディーゼル発電機起動して
スクラムによる主蒸気隔離弁閉で残留熱除去系CCSに切替りかわるはずが
ディーゼル発電機が起動しているのに、なぜかCCSのポンプが起動しなかった。
で、14時52分に、注水もなく、蒸気の出口も無い、原子炉内の圧力が高になったことにより
(A)と(B)の二つある非常用復水器の戻り配管隔離弁MO-3A及びMO-3Bが開動作して
非常用復水器が2つとも自動起動し、原子炉圧力は低下した。
その約10分後の15時03分頃、この戻り配管隔離弁MO-3A及びMO-3Bが閉動作し
非常用復水器が2つとも止まって原子炉圧力は再び上昇に転じたのだが
このMO-3A及びMO-3Bの閉動作は、時間が若干ズレていることから、手動で動作させたと考えられる。
なぜ、このとき、非常用復水器が止められたのか。
ひとつは、津波前だったので、非常用復水器を止めても
非常用冷却装置の格納容器などの各スプレイ冷却系も、もう一つの非常用冷却装置である高圧注水系も
ディーゼル発電によって、ちゃんと動いていたから
そしてもうひとつは、運転員が証言しているように
「復水器が起動していれば発生するはずの蒸気が確認できなかった」
のに、
【原子炉の内圧が急減圧したから】
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つまり、非常用復水器が壊れている・・と運転員は思ったわけだ。