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原口が言っているのは、1号機に付いているような非常用復水器(IC)のことで、
非常用復水器(IC)は、最上階のオペレーションフロアに設置れた、2台のタンクに
圧力容器から吹き出した水蒸気を通すことで、水蒸気を水に戻し、それを最上階から
自然落下させることで圧力容器の中に水を戻すというもの。
URLリンク(uproda.2ch-library.com)
2号機以降には、非常用復水器(IC)の変わりに、原子炉隔離時冷却系(RCIC)が設置されており
圧力容器から吹き出した水蒸気でタービンを廻し、そのタービンの力によって
復水貯蔵槽やサプレッションチェンバーから水を吸い上げ、圧力容器上部からそれらの水を
圧力容器の中の燃料棒シュラウドに直接ぶっかけることにしたから、非常用復水器(IC)は撤去した。
両方とも、外部電力やディーゼル発電などの交流電源には依存せず、
圧力容器内の水蒸気圧があれば機能し、圧力容器内の水蒸気圧が下がれば機能を停止する。
しかし、両方とも、非常用バッテリーが切れれば、圧力容器内の水蒸気圧にかかわらず機能しなくなる。
1号機は、その非常用バッテリーが、ディーゼル発電機とともに津波で水没したから、翌日に爆発した。
2号機、3号機は、ディーゼル発電機は水没したけど、非常用バッテリーは水没しなかったので
非常用バッテリーが切れるまで、爆発しなかった。