11/08/15 12:15:21.89 0
★<終戦記念日>菅首相の式辞全文
天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、戦没者のご遺族並びに各界代表多数のご列席を
得て、全国戦没者追悼式をここに挙行いたします。
終戦から66年が過ぎ去りました。あの苛烈を極めた戦いの中で、三百万余の方々が、
祖国を思い、家族を案じつつ、戦場に倒れ、戦禍に遭われ、あるいは戦後、異郷の地に
亡くなられました。戦没者の方々の無念を思うとき、今なお悲痛の思いが込み上げてきます。
改めて、心からご冥福をお祈りいたします。
また、最愛の肉親を失った悲しみに耐え、苦難を乗り越えてこられたご遺族に、深く敬意を表します。
先の大戦では、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に多大な損害と苦痛を与えました。
深く反省するとともに、犠牲になられた方々とそのご遺族に対し、謹んで哀悼の意を表します。
本日、ここに、我が国は不戦の誓いを新たにし、世界の恒久平和の確立に全力を尽くすことを
改めて誓います。過去を謙虚に振り返り、悲惨な戦争の教訓を語り継ぎ、平和国家として世界の
人々との絆を深めてまいります。
本年3月の東日本大震災により、多くの命と穏やかな生活や故郷が奪われました。今、被災地は、
復旧・復興に懸命に取り組んでいます。我が国は、国民一人一人の努力によって、戦後の廃虚から
立ち上がり、今日まで幾多の困難を乗り越えてきました。そうした経験を持つ私たちは、被災地を、
そして日本を、必ず力強く再生させます。それが、先人の尊い犠牲とご労苦にお応えすることだと考えます。
終わりに、戦没者の御霊(みたま)の安らかならんことを、そしてご遺族の皆様の今後の
ご平安とご健勝をお祈り申し上げ、式辞といたします。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)