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自然エネルギー発電のコスト試算~10%で160兆円のコスト
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25日、ドービル(フランス)サミットの前に開催されたOECDの会合で
菅直人は2020年代の早い時期に電力の20%を自然エネルギー発電
で賄うことを目指すと『公約』しました。鳩山のCO2の25%削減発言も
空手形に終わった?わけですが、またしても愚かなことを言うものです。
彼は一体どの程度のコストがかかると思っているのでしょうか。
簡単な試算をしてみます。2020年度の電力需要を3,500PJ/年=3.5×
1018J/年だと仮定しておきます(2004年度実績は3,372PJ/年)。
このうち10%を太陽光発電で賄うものとします。
3.5×1018J/年×0.1=3.5×1017J/年=0.972×1011kWh/年(∵1J=1/3,600,000 kWh)
日本の太陽光発電パネルの運用実績は100kWh/(年㎡)程度です。
電力の10%を賄うために必要な太陽光発電パネルの面積は次の通りです。
0.972×1011kWh/年÷100kWh/(年㎡)=0.972×109㎡
太陽光発電パネルの価格は、家庭用3kWシステム(30㎡程度)で260
万円程度と仮定します。電力の10%を太陽光発電パネルで賄うのに
必要な費用は次の通りです。
0.972×109㎡×2,600,000円/(30㎡)=8.424×1013円≒84兆円
更に、太陽光発電の不安定電力の平滑化のための蓄電装置を併用し
てスマートグリッドを導入する場合にはこの費用の少なくとも2倍が必要
でしょう。これを考慮すると供給電力の10%を太陽光発電で賄うための
低めの推定金額は160兆円程度ということになります。