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NY株急落、519ドル安=欧州懸念、景気不安で〔米株式〕
【ニューヨーク時事】10日のニューヨーク株式相場は、欧州債務問題の拡大懸念や
世界景気の先行きに対する根強い不安を背景に、投資家のリスク回避姿勢が再び
強まり、金融株を中心に売りが優勢となった。優良株で構成するダウ工業株30種
平均は引けにかけて下げが加速し、前日終値比519.83ドル安の1万0719.94ドルと
反落、昨年9月23日以来、10カ月半ぶりの低水準で終了した。1日の下げ幅としては
過去9番目の大きさ。ハイテク株中心のナスダック総合指数は同101.47ポイント安の
2381.05で終わった。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2億5900万株減の21億4341万株(暫定値)。
米株式市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)によるゼロ金利政策の長期継続などを
受けた前日の買い戻しが一巡し、全面安の展開。欧州債務問題に絡み、フランス国債の
格下げや債務危機拡大を受けた仏金融大手の経営不安に関する観測が浮上したことで、
欧州市場で金融株が下落。これを嫌気し、米市場でも金融株を中心に大きく売り込まれた。
市場では、FRBが前日の連邦公開市場委員会(FOMC)で「さまざまな方策を議論した」と
表明したことから、追加の量的緩和策実施などへの期待が高まっている。一方、各国で
財政再建に向けた取り組みが進む中、「緊縮財政にこだわるあまり、景気減速が止まら
ない恐れもある」(大手証券)との懸念も出ており、さらなる株安への不安が高まっている。
時事通信
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