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米海軍の巡航ミサイル原子力潜水艦「オハイオ」(約1万7000トン)が、巡航ミサイル「トマホーク」の実射訓練を
中国が想定する外洋の防衛ライン上にあるマリアナ諸島海域で実施していたことが10日分かった。
中国は日本の小笠原諸島とマリアナ諸島、パプアニューギニアなどを結ぶラインを「第2列島線」として、外洋の防衛線
と位置付けている。トマホーク実射は、台湾有事の際などに、対艦弾道ミサイルなどで米艦船の接近を拒む中国の戦略を
けん制する狙いもあるとみられる。
米海軍によると、オハイオは4日にグアムの北約240キロに設定した実射訓練エリア内のマリアナ諸島の無人島を標的
にトマホークを発射、着弾させることに成功した。
海軍は、実射訓練は日本を拠点にする「第7艦隊を含めた海軍の技量向上のため」としている。国防総省によると、発射
されたトマホークはブロック3と呼ばれる射程約1600キロ、通常弾頭約360キロを搭載できるものだった。
▽時事ドットコム(2011/08/10-15:08)
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