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2012年のオリンピック開催地、イギリス・ロンドンの暴動が止まらない。
市内各地で相次ぐ略奪や放火で、ソニー子会社の倉庫が火に包まれたほか、日本人が多く住む地区にも飛び火するなど、事態は深刻化している。
ソニーの関連会社の物流センターは、出火から14時間が経過しても、いまだ鎮火には至らず、次々と黒い煙が立ち上がっている。
黒い煙を上げる巨大な倉庫、壁には見慣れたソニーのロゴある。
ソニー子会社の倉庫は、ほぼ全焼した。
火災の原因は、暴徒が投げ込んだ火炎瓶とみられている。
イギリス・ロンドンで6日夜に始まった暴動は各地に飛び火し、日本人が多く住むイーリングにも波及した。
日本人居住者は「夜は本当に出歩かないようにするしかないっていうか、それぐらいしか自衛の方法はないですよね」、
「ジャンパー着て、顔を見えないようにした若者が、徒党を組んで歩いているのを見て、ちょっと恐怖を感じました」と話した。
暴動はロンドン市内から、イギリス第2の都市バーミンガムや、西部リバプールへと拡大を続けている。
キャメロン首相は急きょ、イタリアでの休暇を切り上げ帰国し、日本時間9日午後7時すぎ、声明を発表した。
キャメロン首相は「秩序を取り戻すために必要な手段を講じる。これは犯罪であり、これに立ち向かい打ち負かさなければならない」と述べた。
繰り返される警官隊と暴徒の衝突。
(08/10 00:50)
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