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千葉県柏市で今年5月、2歳10カ月の男児が餓死する事件があり、県警は9日、男児の両親が食事を適切に
与えていなかった疑いが強まったなどとして、この両親に任意同行を求めた。保護責任者遺棄致死容疑で取り
調べ、容疑が固まり次第逮捕する。捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、男児が亡くなったのは5月26日。死亡時の体重は同年齢の平均体重とされる13キロの
半分以下の約5.8キロだった。司法解剖の結果、胃には内容物がほとんど残っておらず、栄養失調による多臓器
不全で死亡したことがわかった。
県警のこれまでの事情聴取に対し、両親は「きちんと食事を与えていたが、(男児が)受け付けなかった」と話し
ているという。一方、県警は、両親が意図的に食事を与えなかったうえ、男児が衰弱しても病院に受診させなかっ
た疑いがあるとみている。県警は、すでに男児が両親と生活していた自宅アパートを家宅捜索している。
▽asahi.com(2011年8月9日15時0分)
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