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★「面倒くさい」あの話に触れてみようと思う 小田嶋 隆
フジテレビは、「少女時代」や「KARA」を不自然なほど強力にプッシュしている。それは事実だと思う。
でも、彼らの韓国プッシュは、陰謀ではない。 ただの商売だ。 もちろん、商売だから美しいというわけではない。 相応には醜い。
でも、彼らが、どんなに総力をあげてプッシュしたところで、「洗脳」はできない。
テレビには、そもそも「洗脳」を貫徹できるだけの影響力が無い。なにより制作能力が低すぎる。
彼らは20%の視聴者を2時間釘付けにすることさえできない。しょせんは、時間つぶしの娯楽を提供するだけの人たちだ。
面白くもないものを「面白い」と宣伝して客を集められるのは最初の半年だけだ。
ブームを捏造することで短期的にCDの売上を上げることは可能かもしれないし、空港でのファンの出迎えを過大に演出することで、無名の俳優に一時的なスター性を賦与することもできるだろう。
でも、その種の商売を続けている会社は、必ずしっぺ返しを浴びることになる。 まがいものを売った商売人は、やがて信用を失う。当然の帰結だ。
伝えられている通りに、もしフジテレビが、関連会社と契約している子飼いの韓国人タレントをスターダムに乗せることで、目先の売上向上をはかっているのだとすると、彼らは自分の足を食べているタコと同じく、早晩、動けなくなる。
というのも、ものをつくる人間が、作品の質よりも、分け前の多寡を重視するようになったら、その作り手は、カネと引き換えに魂を失ってしまうからだ。
いずれにしろ、結果は市場が語ってくれるはずだ。 半年後に、フジテレビの視聴率がどんな水準で推移しているのかを見れば、答えはおのずと明らかになる。
デモを組織し、不買運動を拡大し、スポンサーに圧力をかけていけば、あるいは日本のテレビ電波から、韓国製のコンテンツを追放することも不可能ではないだろう。
でも、その代償として、われわれは、「偏狭な国民」という評判を頂戴することになる。
「なーんだ、韓国とそっくりじゃないか」と、そう思われるのがいやな人は、韓国に対して寛大にふるまうべきだと思う。
日経ビジネスから抜粋 URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)
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