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日田市本庄町の楽器店「宇野楽器」(宇野和幸社長)で飼われている、出産経験のない雌のビーグル犬が、
拾われてきた雌の子猫に授乳するようになった。「実の親子みたい」と来店客らの話題を集めている。
宇野社長の三女幸実(ゆきみ)さん(23)によると、6月5日、同市友田のスーパーの駐車場で、
生後2カ月ぐらいの捨て猫らしい猫がうろうろしているのを見つけ、呼んだら、寄ってきた。
「このままでは車にひかれてしまう」と連れ帰ったという。犬の名前が、幸実さんら3人姉妹の音楽バンド
「マーブルチョップ」から採った「マーブル」だったため、猫は「チョップ」と名付けた。
チョップは、犬用ベッドに横たわるマーブルを見ると、腹の下に潜り込もうとする動作を繰り返した。
マーブルはうなっていやがっていたが、数日後、乳を吸わせるままになった。
1週間後、マーブルの乳腺が張ってきたのに気付いた幸実さんがつまむと、母乳が出てきたという。
日田高校OBで動物研究家の畑正憲さんによると、ほ乳類のフェロモンは種を超えて作用することが多い。
このケースも子猫のフェロモンが雌犬の生理に作用、さらに乳を吸われたことで犬の脳が刺激され、育児行動を始めたようだ。
やせ細っていたチョップは、すくすく大きくなった。マーブルの後追いをし、じゃれるのも、寝るのも一緒。
幸実さんは「こんな不思議なことが起こるんですね」と、寄り添って寝ている2匹に目を細めた。
=2011/08/04付 西日本新聞朝刊=
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画像 猫のチョップに授乳するビーグル犬のマーブル
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