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自民党の3国会議員が竹島に近い韓国領の鬱陵ウルルン島視察のため
ソウルを訪れ、入国を許可されなかった問題をめぐり、関係議員と
党執行部の間であつれきが高まる事態になっている。
2日の党外交部会には、韓国への入国を拒否された新藤義孝、
稲田朋美両衆院議員、佐藤正久参院議員の3人が出席し、経緯を報告した。
佐藤氏は、鬱陵島視察が当初、党としての派遣になるはずだったのに
「個人の視察」に位置づけが変更されたと説明し、「あいまいな対応で
大きな課題を残した」と、執行部の対応を批判した。西田昌司参院議員も
「執行部の対応はちぐはぐだ。領土問題に取り組むなら、腰を定めるべきだ」
と強調した。
これに対し、石原幹事長は2日の記者会見で「党として派遣を許可した
事実はない」と述べ、いったんは党の派遣として認められたとする佐藤氏の
説明を全面否定。さらに、「領土問題の存在は事実だが、そのことですべての
関係を台無しにすることがないよう、慎むべきは慎むという立場で臨むべきだ」
と述べ、新藤氏らの行動を批判した。
(2011年8月2日20時12分 読売新聞)
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