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・誹謗中傷が多いことで有名な「2ちゃんねる」が、なぜ人気があるのか不思議に思った
ことはありませんか?
2ちゃんねるの画面レイアウトは、発言されたばかりの最新スレッドが順番に並び、最も目立つように
設計されています。一見、荒削りに見えるデザインですが、情報の更新、ただその一点のみを強調して
ほかをばっさりと切り捨てたことで「現在」を演出することに成功しています。
2ちゃんねるでは、ありとあらゆる切り口の情報が交換されています。スレッドと呼ばれるいわば
章にあたるものの数は、ある瞬間をとっても1万を超えます。
とても小さな話題であってもスレッドは立ちます(その中には、さほど有名でない個人や組織すらも
含まれます)。それが「現在」の話題となればあっという間に大きなスレッドに発展します。
2ちゃんねるにアクセスすれば現在がわかる。現在に触れられる。自分も含めた参加者たちと
現在において一緒になれる。そのメディアに触れる全員が参加者となります。
マスメディアは視聴者を「大衆」と呼びますが、2ちゃんねるはそれを「個人の集合」で
あるとします。このあたりの人気があるかぎり、2ちゃんねるは生き残るのだろうと思います。
ソーシャルメディアは場に「求めるもの」の違いで大別されます(下図)。片方には
「情報交換」を求める場があり、もう片方には「関係構築」を求める場があります。
2ちゃんねるのような「情報交換」を目的に集まる人々は、便利で有用な情報源を求めます。
その場から情報を収集し、ときには自らが情報の提供者になることもあります。
このような共同作業の結果に現れる大きな知識は「集合知」と呼ばれます。このエリアの
仲間に入るのは、カカクコムのような比較サイト、ヤフー知恵袋のようなQ&Aサイト、
みんなで作る辞書ウィキペディアなどです。
一方、「関係構築」を目的に集まる人々は、気心の知れた仲間たちによって場の雰囲気が
醸成される小さな集団を好みます。(>>2-10につづく)
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※図:URLリンク(diamond.jp)
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