【社会】完全失業率 4.6%に悪化[07/30]at NEWSPLUS
【社会】完全失業率 4.6%に悪化[07/30] - 暇つぶし2ch703:名無しさん@12周年
11/08/03 08:20:58.65 olXRf1Do0
日本の企業社会では、正社員は、本人によほどの落ち度がない限り、解雇されることはない。こういう慣行があまねく行われている社会は、
会社を辞める人に対して「よほどのことがあったにちがいない不適合者」というレッテルを貼る社会でもある。
もちろん、理論的には、本人には何の落ち度もなく、たんに自発的に退職したということもありうるのだが、日本企業では、
再就職が難しくなるといけないからという温情から、本人の落ち度を隠して離職処理をするということがしばしば行われており、
また再就職希望者を審査する人事部が、そうした内情を最もよく知っている当事者ということもあって、いくら再就職希望者や
元の職場が、本人に落ち度があったわけではないといっても、信じてもらえない。日本企業が、中途採用よりも新卒採用を好む
最大の理由は、新卒採用では、そうしたリスクがないからだ。

日本の正社員が、転職に消極的なもう一つの理由は、転職すると、新しい職場でいじめられる可能性があるからである。
新卒採用・定年退職・年功序列を特徴とする日本の典型的な職場においては、実年齢と入社後の年数と職場での地位が連動している。
そうした先輩/同期/後輩の身分秩序が厳然と存在する職場に、実年齢と入社後の年数と職場での地位が相関しない中途採用の社員が入ってくると、
格好のいじめの対象となる。蓋し、いじめとは、異物の排除によって秩序を再設定しようとするカタルシスである。
転職者に社会的不適合者というレッテルを貼る風潮が支配的であるなら、なおさらいじめの対象になりやすい。少数派に転落して、
いじめられるのがいやなので、みんな転職に消極的になるのだが、転職が少ないがゆえに、ますます転職がしにくいという
ポジティブ・フィードバックが働くので、いっこうに雇用が流動化しないのが日本の現状である。

日本には、転職の自由は、形式的にはあるが、実質的にはない。日本の企業の中にいる正社員は、
いわば檻の中の囚人のようなもので、どこにも逃げることができない。経営者はそれがわかっているから、
社員がいなくなることを心配せずに、サービス残業やら給料カットやら、無理難題を平気で正社員たちに押し付けることができる。


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