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【クアラルンプール】 コーヒー豆の価格が下がっている中、ジョホール州の一部のコーヒー農家が、
シベットとよばれるジャコウネコ科の動物の糞に含まれるコーヒー豆が驚くほどの高値で
取り引きされることに目を付けはじめた。シベットはこれまで果物を狙う害獣として罠で
駆除されたりしていたが、最近ではコーヒー豆の混じった糞集めに力をいれているという。
オランダ統治時代のインドネシアで始まった「シベット・コーヒー」、
インドネシア名「コピ・ルワク」は、シベットがコーヒーの実を食べて排泄した種のことで、
シベットの消化器官を通るうちに消化酵素が働いて発酵し、チョコレートの香りがする
高品質のコーヒー豆になるという。
ジョホール州でも1杯で50リンギ程度するが、クアラルンプール(KL)では168リンギ、
シンガポールでは60シンガポールドル(145リンギ)もの高値で販売されている。
シベットは夜中にコーヒーの実を食べ、夜明け前に排泄するとされる。糞1キログラムから
500グラムの豆が採れる。現在は1キログラムあたり3,100リンギで取り引きされているという。
これまでも「シベット・コーヒー」の価値は知られていたが、排泄物からとれることから
イスラム教徒にとってハラム(禁忌)となっており、これが生産者や政府を消極的にさせる要因となっている。
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