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・「独女通信」も今年で5年目を迎える。スタートした2006年10月頃はまだ婚活という言葉もなく、
独身女性を指す言葉として一番わかりやすいのは「負け犬」という単語だった。負け犬→独女となり、
独身女性の生態はどう変わったのか。
まずは独女(どくじょ)という単語だが、30歳以上の働く独身女性全般を指す言葉として当通信が
命名したもの。ひとりで生きている「独立」した女性という「独」と、30歳を超えたからこそ備わった
「毒」という、ふたつの意味がある。
かつて日本では結婚適齢期を過ぎても結婚しない女性を「売れ残り」と呼んだ。
1990年頃は、25歳を過ぎても結婚しない女性を売れ残りのケーキになぞらえて「クリスマスケーキ」と
呼んでいたことを記憶されている方も多いと思う。厚生労働省統計情報部『人口動態統計』によると
1990年の女性の平均初婚年齢は25.9歳。その後、晩婚化に伴い、クリスマスケーキは「年越しそば」へ。
2008年平均初婚年齢は男性30.2歳、女性は28.5歳となっている。
2003年に発売された「負け犬の遠吠え」酒井 順子著(講談社)により「負け犬」が独身女性をさす言葉として
大きく広まった。本書は「30代以上、未婚、未出産」の女性を自虐的に「負け犬」と定義したが、充実した
独身ライフを送る側からの世間とうまくやっていく処世術を説いたもの。アメリカでも「結婚すれば幸せに
なれるのか?」「なぜ夫は必要なのか?」などをテーマに、ニューヨークに住む30代独身女性4人の生活を
描いたテレビドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」が大ヒットするなど、負け犬ブームは国内外で社会現象ともなった。
当通信が生まれた2006年頃は30歳以上を対象にした女性向け雑誌やサイトのメディアでは、「輝いているわたし」の
イメージが流れていた。
「その気になればいつでも結婚はできる」
負け犬文化は独身であることを必要以上にマイナスにとらえず、独女たちを自分磨きへと走らせたようだ。
(>>2-10につづく)
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