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[ロンドン 26日 ロイター] 200年物のフランス製白ワインが7万5000ポンド(約950万円)で売買され、
「これまでに売られた最も高価な白ワイン」としてギネス世界記録を更新した。
1811年の「シャトー・ディケム」を購入したのは、ワインの個人収集家で、パリのミシュラン三ツ星レストラン
「ラ・トゥール・ダルジャン」で主任ソムリエを務めたことのあるクリスチャン・バンネクさん。
購入したシャトー・ディケムは温度調整できる防弾ケースに入れて保管し、インドネシアの
バリ島にあるバンネクさん経営のレストラン「SIPサンセット・グリル」に6年間展示する予定。
6年後にはバンネクさんのキャリア50周年を祝って栓が抜かれる予定で、
家族や友人とその味を楽しむという。バンネクさんによると「(祝いの)メニューはもう決まっている」そうだ。
シャトー・ディケムはもともと高級甘口ワインで有名だが、特に1811年のワインは、気候に恵まれたほか、
大すい星が観測された年でもあることから質が際立って良いとされており、ワイン愛好家にとって特別なワインとなっている。
古くからの言い伝えでは、すい星が観測された年には良いワインができるとされている。
バンネクさんは「(購入したシャトー・ディケムが)世界一高価な白ワインだとは知らなかったが、
自分がこれまで購入したワインの中で最も高額であることははっきりしていた」と語った。
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