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佐賀県玄海町の岸本英雄町長は２５日、時事通信社の取材に応じ、
菅直人首相が同日午前の参院予算委員会で、九州電力玄海原発
２、３号機の再稼働問題で混乱を招いたことについて直接謝罪する
意向を示したことに関し、「断る理由はないが、信用していいのか」と述べ、
現時点では不信感を拭いきれないとの認識を明らかにした。
岸本町長は、突然のストレステスト（耐性評価）実施表明や
「脱原発」発言など、首相の言動で地元が振り回されたと指摘。
「将来のエネルギー政策を示さないと、本当に謝罪したとは
言えない」と語った。
一方、同県の古川康知事は唐津市で記者団の質問に答え、
「（首相の）気持ちは受け止めたい」としながらも、自身は再稼働の
是非を「最終判断していない」とし、謝罪の主な対象は玄海町長
だとの考えを強調した。
（2011/07/25-19:27）
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