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★民主・中井 洽氏、中国で北朝鮮・宋日昊日朝国交正常化交渉担当大使と極秘会談
民主党の中井 洽(ひろし)衆議院予算委員長が、韓国・ソウルの仁川(インチョン)空港
から中国・長春に向かい、北朝鮮の宋日昊(ソン・イルホ)日朝国交正常化交渉担当大使
と極秘に会談したことが、FNNの取材でわかった。日朝交渉の再開に向けた事前折衝と
みられている。
中井氏は、21日に中国・吉林省の長春市に入り、22日にかけて、市内のホテルで北朝鮮
の宋日昊氏らと極秘裏に会談した。
中井氏には、内閣府の拉致問題対策本部の職員らが同行していた。
日本と北朝鮮は2008年8月に、中国・瀋陽で開かれた実務者協議で、拉致問題の再調査
実施で合意したが、その後、3年近く対話が途絶えている。
中井氏は、2009年9月から2010年9月まで国家公安委員長兼拉致問題担当相を務め、長
年、拉致問題に取り組んでいることから、宋氏との極秘会談では、拉致問題の再調査の
実施など、日朝交渉の再開の条件などについて、話し合ったものとみられる。
中井氏は「(宋日昊さんとお会いしたとか?)ありません。誰ですか、その人? (宋日昊さ
ん、当然ご存じだと?)全然会ってません。そんなの何の関係もありません」と話した。
北朝鮮をめぐっては22日、インドネシアのバリ島で、南北の6カ国協議首席代表が会
談。
また、アメリカ政府が今週後半、北朝鮮の金桂冠(キム・ゲガン)第1外務次官をニュー
ヨークに招き、6カ国協議の再開に向けて直接協議を行うことを明らかにするなど、国
際的にも、北朝鮮との対話機運が高まっている。
焦点の拉致問題で、表向きは従来の立場を変えていない北朝鮮だが、秘密折衝の場で、
どのような出方を示したのか注目される。
URLﾘﾝｸ(www.fnn-news.com)