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『昭和の動乱』重光葵著
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「コミンテルンの政策は、日本のソ連に対する力を減殺せんがために、日支の衝突を誘起し、
日本の北進を展開して南進せしめ、更に日米の戦争に導くことにあった。この目的にために、
支那における共産分子は勿論のこと、日本を初め欧米における第五列的共産勢力は、
最も有効に働いた」
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コミンテルンは、世界的組織をもって日支の紛争を国際的に拡大すべく、全力を挙げていた
のであった。欧米諸国におけるソ連第五列の政治上の力が、十二分に利用されたことは云う
を俟たぬ。かくして、米国の対日態度は、スティムソン主義の下に、益々硬化して、理想的
門戸開放政策の実行を強硬に日本に迫って、些細なことにまで、抗議と反対とを繰り返し、
日本軍部を刺戟し、ついに日本当局の実現せんとした、満洲事変解決の方策を結実し能わ
ざらしめた。
若し、米英が日本の平和主義者の考案を是認し、日本が東亜における安定勢力たることを
承認し、政治的活眼を以て支那を中心とする東亜の政局を、一応安定せしめる方針に出でて
いたならば、世界の情勢は、おそらく今日の如く危険なものとはならなかったであろう。」
(『昭和の動乱』p104~105)
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