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栃木県下野市教育委員会は21日、同市教科用図書選定委員会(15日開催)が選定した
侵略戦争美化の育鵬社版中学校歴史教科書を否決し、東京書籍版を採択しました。
会議では、教育長が育鵬社版を推薦する意見を表明しましたが、ある教育委員が「戦争を
認めるような教科書であってはならない。戦争で私は家族を失いたくありません」と発言。別の
教育委員は「戦前の教育は間違っていた。反省し、平和を守る教育をすすめることが大切だ」
などと述べるなど採択に反対する意見が多く出され、反対多数で不採択になりました。
傍聴席は、育鵬社版の不採択を求める市民ら約50人で埋まりました。
傍聴した女性は「採択されたら各地に広がると思い、知人や団体に不択への協力を呼びかけ
てきた。今後、小山市などで教育委員会の開催が予定されており、自由社と育鵬社の教科書
不採択に力を尽くします」と話しました。
公民教科書は、同選定委員会が選定した東京書籍版を使用します。
ソース しんぶん赤旗 2011/07/24
URLリンク(www.jcp.or.jp)