11/07/22 11:39:14.61 RpjqIrT/0
548名前: 名無しさん@12周年 Mail: 投稿日: 2011/07/21(木) 20:31:52.63 ID: FqMgAJNs0
>>436 URLリンク(silhouette.livedoor.biz)
■「週間新潮」2007年3月22日号に掲載された元大学教授の述懐
松田美智子(作家)が東電OL馴染みの元大学教授(経済学)から聞いた話が「週間新潮」に掲載された。東電OLが殺害されて10年後である。
印象に残った箇所を列記する。
①事件の3年前の夜、道元坂地蔵近くの路地で声をかけられ、最後に会ったのは事件前日の3月7日。3年間で彼女に支払った金の総額は168万円。
②コンサートや美術館、京都で仏像巡りをなんども誘ったが、実現しなかった。
③「私なんかリストラでいつ飛ばされるか分らない。あそこ以外では使い物にならないから」と言うので、経済調査室は情報の中枢をなす部署なんだから、無くなったりしないよ、と慰めた。
(註・『東電OL症候群』によると、泰子がつとめていた「経営企画室」は、組織改革されてなくなった)
④僕がなによりひかれたのは彼女のクレバーさ、上品さ、気持ちのよさ。職業柄、ドクターコースの女性を大勢知っているが、きちんと理論が整理されているのは、彼女がトップ。
⑤叶うことなら、彼女のお骨の前で懺悔したい。ご家族にもお詫びしたい。
⑥事件から数ヵ月後、30年近く奉職していた大学を定年退職。彼女の冥福を祈りながら、余生を過ごしたい。
⑦約1年後、彼女が葬られている墓地を見つけ、やっとお参りができた。大好きだったお父さんと同じお墓で、本当によかった。
彼の述懐を読んでわたしが疑問に思うのは、最後まで金銭が介在した関係だったところだ。
彼が渡辺泰子に対して親身に接していたとしても、彼女にとっては顧客のひとりでしかなかったのではないのか。
それでも、これほど泰子のことを死後も大切に思う人間が客のなかに存在していたとしたら、わたしは安堵する。
佐野眞一は彼に会わなかったのだろうか。