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稲わらパニックだ。福島第1原発の爆発事故で大気中にばらまかれた放射性セシウムが
肉牛農家を猛烈に苦しめている。汚染された稲わらが青森、山形、新潟など6県で
売られていたことが判明。今後、汚染牛が想像以上の広い範囲で見つかる恐れがある。
米沢牛、山形牛で有名なブランド産地も衝撃で揺れている。
牛肉の市場価格が暴落した。19日の東京都中央卸売市場食肉市場の取引で、和牛の平均価格が急落、
1キロ当たり1414円だった先週末に比べ、半値以下の607円に落ち込んだ。
連休中に山形をはじめ、新潟の農家でもセシウムに汚染された稲わらを牛に与えていたことが
分かったほか、汚染の疑いのある650頭の牛が出荷されていたことで市場が凍り付いた。
これまで、汚染された稲わらは青森、山形、福島、新潟、茨城、群馬で流通。
事態を重くみた農林水産省では、全都道府県で稲わらの利用状況調査を実施するよう通達した。
もはや東北にとどまらず、予想もしなかった地域で、問題の稲わらを与えられた汚染牛が
見つかる可能性が高い。
この稲わらパニックに頭を抱えているのが各地のブランド産地。
全国的に有名な米沢牛や山形牛などブランド牛を扱う農家は衝撃を隠さない。
山形県内で米沢牛1200頭を飼育する農家では、「米国から仕入れたストロー(麦わら)を
与えているため汚染がないことに自信はあるが…」とため息をつき、同県内の別の農家でも
「消費者の肉牛離れがさらに進む可能性がある」と危ぶむ。
風評被害は山形にとどまらず、有名ブランド牛を抱える栃木のほか人気牛で知られる群馬にも
広がり、ある畜産関係者は、汚染された稲わらが近畿や九州で流通しているようなことにでも
なったら「超有名ブランド牛への影響は避けられない。牛が汚染されなくても風評被害は
必ず受ける」と危機感を募らせる。
どこまで問題の稲わらが流通しているのか。完全に突き止めるまで事態は収まりそうにない。
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