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パチンコ台の当たりが出る確率を自由に操作できるように不正改造して営業したとして、
大阪府警保安課と此花署が、大阪市此花区四貫島のパチンコ店「Ciao(チャオ)(旧crossニコニコ)」
など系列3店を風営法違反(遊技機の無承認変更)容疑で家宅捜索し、経営者の中尾広志容疑者(50)
=同区四貫島=ら幹部2人を同容疑で逮捕していたことが20日、捜査関係者への取材でわかった。
同店は、2年前に発生した客ら15人が死傷した放火殺人事件の被害店舗。
府警は中尾容疑者らが収益を上げるため、客数などに応じて当たりの確率を変えて営業していたとみて調べている。
逮捕容疑は平成21年6月、系列店3店のうちの1店舗で、パチンコ機「CR大海物語スペシャル」など
12台に、当たり確率の設定を変えるICチップを不正に取り付け、府公安委員会の承認を受けずに
営業したとしている。府警は3店からパチンコ台など計約60台を押収した。
府警は改造を請け負った男(56)も同容疑で逮捕しており、パチンコ店の依頼で不正改造を請け負う
グループが存在するとみて調べている。
放火殺人事件は21年7月5日に発生。無職の高見素直被告(43)=殺人罪などで起訴=が店内に
ガソリンをまいて火をつけ、客ら15人が死傷した。
■業界10兆円ダウン「不正改造なくならぬ」
パチンコ店でつくる全日本遊技事業協同組合連合会によると、パチンコ需要は減少を続け、
店舗数は平成7年の約1万8千店から3割減少。約30兆円あった業界全体の売り上げも20兆円まで落ち込んでいる。
業界関係者は「客の多い時間帯に大当たりが出るように設定すると全体の客寄せになる。経営が苦しい小規模店では
パチンコ台の不正改造の需要がなくならないだろう」と解説する。
警察庁によると、店側の不正改造事件の摘発数は年々減少しているが、「数が減った」
「手口の巧妙化で発覚しにくくなった」との2つの見方があるという。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)