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【ソウル時事】訪韓中の杉山晋輔外務省アジア大洋州局長は
18日までに、韓国外交通商省の張元三東北アジア局長らと会談した。
会談で韓国側は、日本の外務省が大韓航空の新型旅客機が竹島(韓国名・
独島)上空のデモ飛行をしたことに抗議して職員の大韓機搭乗を自粛する
措置を取ったことに抗議し、撤回を求めた。杉山氏は日本側の立場を
改めて説明した。杉山氏が記者団に語った。
この問題に関し、外交通商省当局者は同日、「対応策を取る考えはあるが、
まだ検討中」と具体的言及を避けた。竹島を実効支配している韓国政府内には、
同島が領土紛争地域との印象を与えないようにすべきだとの考えもあり、
慎重姿勢をにじませている。
ただ、自民党議員が15日、8月に竹島への定期観光船の出発地になって
いる鬱陵島を訪問し、韓国の竹島実効支配に抗議する計画を発表。これも含め、
韓国では反発の声が上がっており、李在五特任相は「理性を取り戻せ。
独島についてのでたらめな主張は許せない」と強く非難した。
韓国国会の「独島領土守護対策特別委員会」も来月12日に国土海洋相ら
政府高官も出席した全体会議を竹島で開催する方向で、両国の摩擦がさらに
エスカレートする可能性がある。
ソース:URLリンク(www.jiji.com)