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朝日新聞2011年7月19日東京版朝刊投書欄より
「脱原発依存」表明の首相支持 大学教員 手島廉幸(神奈川県鎌倉市65)
菅直人首相が「脱原発依存社会」を目指す考えを表明したことを高く評価したい。
この問題を検討する際、どこまで安全性が保たれるかということになりがちだが、
どんなに安全性のバーを高くしても事故は起こる、という認識が大事ではなかろうか。
そしていったん事故が起きた場合、原子力災害は他の災害に比べて決定的に異なる性格を持つ。
それは、復興ができないことである。いったん汚染された土壌、河川、海水は長い間、元に戻せない。
さらに汚染された空気は雨や風によって広範囲に拡散する。
広島、長崎の原爆投下を経験した国民として、今こそ核の恐ろしさを再認識すべきだ。
原子力発電をほかのエネルギーに変えていくのは並大抵なことではない。
産業の停滞や、電気に頼る我々の生活の後戻りも考えられよう。
それでも、原発は廃止しなければならない。経済的繁栄より、
後世の人に核で汚染されていない国土を伝えてゆくことの方が、ほるかに重要で優先度が高い。
原発廃止を目標にこれからの日本の姿を描くのが国の課題だと思う。
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手島廉幸
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