11/07/13 19:21:34.67 0
・日本は戦後65年間、憲法や安全保障、教育など国の根幹を成す重要問題に正面から
立ち向かうのを避けてきた。政治を軽く見る風潮が続き、有権者もメディアも国のリーダーとなる
政治家の育成に関心を示してこなかった。気付いてみれば、首相が退陣を表明しながら後継者が
見当たらない異常事態に陥っている。
政治は聞き心地のよい公約をばらまくポピュリズムに走り、結果、国債発行残高は900兆円
近くまで膨れ上がり、国の財政は破綻寸前にある。義務感が希薄になる半面、権利意識が
膨張し無責任な風潮が助長された。教育における過度の平等主義は個人の個性を殺す
弊害すら生んでいる。
こうした社会を作ってきた世代の1人として率直に自己批判し、事態の改善に少しでも貢献する
責任を痛感する。しかし次代を担うのは若者であり、いつの時代も若者が社会を変えてきた。
若者諸君が立ち上がらない限り世の中は変わらない。
その若者について近年、「内向き」や「無気力」を指摘し、茶髪やピアス姿に顔をしかめる向きも
少なくない。しかし、私はそうは思わない。若者が生み出すアニメやファッションに世界の市場が
注目し、世界の第一線で若きアスリートが多数、活躍している。今の若者は才能豊かであり、
やる気も十分ある。
日本財団は4月中旬から3泊4日の日程で約100人の学生ボランティアを被災地にほぼ毎週末、
派遣している。6月、一行の宿泊先となった宮城県大郷町のB&G海洋センターで行われた
ミーティング。個人の資格で参加した首都圏の消防署長は、学生たちの熱い議論を聴きながら、
「世間は若いもんはダメと言うが、周りの大人が見ていないだけじゃないか。今の政治に比べれば、
学生たちが作る未来の方がずっと明るい。日本は復興する」と感想を漏らした。同感である。
(>>2-10につづく)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
※前:スレリンク(newsplus板)