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横浜市立大医学部医学科3年の男子学生(20)が、男性教授に土下座させられたうえ、頭を踏まれ、
精神的苦痛を受けたとして、教授を相手取り330万円の損害賠償を求める訴えを横浜地裁に起こして
いることが8日、分かった。
市大は事実関係を調査中で、処分を検討する懲戒審査委員会(委員長・布施勉学長)も開かれている。
訴状によると、教授は今年2月、学期末試験会場で、男子学生に「犯罪者」「ストーカー」などと発言。
学生は身に覚えがなかったが、試験終了後に教授室を訪れると、教授から土下座を強要され、頭を踏み
つけられたという。さらに、教授から、頭を丸め、反省文を提出するよう求められ、「多大な精神的苦痛と
恐怖を受けた」としている。
学生は3月、市大ハラスメント防止委員会に被害を申し立て、4月28日、横浜地裁に提訴した。
教授は読売新聞の取材に「ノーコメント」と話している。6月20日に第1回口頭弁論があり、教授側は
答弁書で、土下座させ、頭を踏みつけたことなどについて「おおむね認める」とした。また、「深く反省
しており、原告に直接謝罪したほか、翌週には原告本人と両親に再度謝罪している」とし、損害賠償に
ついては「争う」としている。
一方、市大人事課は「事実関係を調査中だが、真実だとすればパワハラにあたる」との見解を示している。
▼YOMIURI ONLINE(読売新聞) [2011年7月9日09時53分]
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