11/07/09 11:40:43.81 0
(>>2のつづき)
前出の西島氏もうなずく。
「数年前、オタク狩りと称して警視庁が秋葉原で通行人に片っ端から職質をかけるということがありました。
それでカッターナイフなどを所持していたオタクを次々と軽犯罪法違反で逮捕したのです。警察官には職質の
ノルマがある。『単純所持』罪ができれば、警察はオタクのケータイを片っ端から調べて、それらしき映像を
見つけては逮捕するかもしれません」
警察サマがどんどん権力を肥大化させるってことか?
「児童ポルノは痴漢罪と同じで、一度逮捕されたら、その後に無実とわかっても社会的に抹殺されてしまう。
『単純所持』罪を利用すれば、警察は恣意的な法運用で都合の悪い人間に無言の圧力をかけることが
できるようになる。警察の権力は大幅に強化されるでしょうね」(前出・渋井氏)
それだけではない。将来はおとり捜査のような違法スレスレの手法も導入されるかもしれない。前出の山下
弁護士が警告する。
「アメリカではすでにFBIが児童ポルノ摘発でおとり捜査を活用しています。まずFBIが児童ポルノサイトを
開設する。そしてサムネイル画像とダウンロードできるリンクを設定する。あとはここをクリックした人物の
住所、氏名を割り出して逮捕するという寸法です。日本では薬物捜査以外におとり捜査は認められていない。
その対象をなんとか拡大したいというのが警察の本音です。この改正案が成立すれば、児童ポルノ摘発が
おとり捜査の対象になる危険性は十分にある。注意が必要です」
それにしても、こんなヤバイ改正案を政治家たちは本当に通過させるつもりなのか? この改正案はもともと
08年に当時与党だった自民党と公明党がつくったモノだ。これに09年、民主党が前記の2条3項の削除を
求めるなどの協議の後、「単純所持」行為に1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金を科す形で合意の
運びとなった。
(>>4-10につづく)