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(>>1のつづき)
「この不況で、男が養い、女が家事・育児をするという『昭和的結婚』はますます不可能に
なっているのに、古い結婚観から抜け出せず、ないものねだりを続ける男女が多い」と
背景を分析。
さらに、「婚活ブームで出会いの機会は増えたので、より条件の良い結婚を求め、
一つ一つの出会いを大事にしない人が増えた。まじめな人ほど、気軽に選び選ばれる環境に
なじめず、傷ついてしまう」と話す。
こうしたストレスに対処する「婚活疲労外来」も2009年12月、「河本メンタルクリニック」
(東京都墨田区)に登場。見合いで断られ続け不眠に悩む男性、相手が煮え切らず、
不安で胸痛を発症した女性―。うつ病や不安障害が多く、同クリニック顧問の精神科医
小野博行さん(53)が、薬やカウンセリングで対応する。
6月に開業した「おのクリニック」(東京都東村山市)でも相談に乗る小野さんは、「共通するのは、
断られることに対する不安やダメージの大きさ。婚活では、性格や年収などあらゆる角度から
判断するのに、断る理由は伝えられないため、全人格の否定のように受け止めてしまう」と話す。
では、こうした婚活ストレスに負けないために、何ができるのだろうか?
小野さんは、「つらい時に思いをはき出せる婚活仲間を作り、疲れた時は少し中断した方がいい」と
アドバイス。白河さんは、「婚活ストレスの裏には、将来の生活不安が隠れていることが多い。
女性は本気で働き、男性は家事などの生活能力を鍛えて、一人でも生きられ、共働きでも
支え合える力を身に着けるのが生活不安の予防にも、結婚への近道にもなる」と話す。
冒頭の女性は、婚活の悩みをつづるブログで読者と交流することで心を立て直した。
悩みを一人で抱え込まず、結婚に求める条件を見直してみることが、現実的な処方箋のようだ。(以上)