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★「iPhoneの提供は考えていない」NTTドコモ、交渉を続けていることが判明
・6月17日に行われた株主総会において、NTTドコモの辻村副社長が「iPhoneの提供は
考えていない」と正式に回答したことは非常に大きなインパクトを与える出来事でしたが、
いまだにiPhone獲得に向けた交渉自体はAppleと続けていることが明らかになりました。
日本経済新聞社の報道によると、NTTドコモは国内でもスマートフォンを軸にした
事業展開にシフトし、前年度比2.4倍の600万台のスマートフォンを販売する計画だそうです。
そして他社でも報道された通り、秋冬モデルとして投入する新機種の4分の3をスマートフォンに
するとした上で、LTE対応モデルとしてスマートフォンを4機種、タブレット端末を2機種
リリースするとのこと。
また、既存の音声端末で高機能モデルを廃止し、高機能端末をスマートフォンに一本化
するほか、Appleの「iPhone」獲得については、現在も交渉を継続していることを明かしたと
されています。
ちなみにNTTドコモの辻村副社長は株主総会において以下のようにコメントしており、
iモードのサービスを組み込むことができないことをiPhoneを導入しない理由としていました。
>ドコモはiモードをご利用いただいているお客様がスマートフォンへ移行された際にも
>iモードで実現しているサービスを提供していきたいと考えているところ、iPhoneでは
>それが不可能であるため、iPhoneの提供は考えていない。
しかしこの発言はNTTドコモによる「未来永劫iPhoneを出さない」という意思表明ではなく、
「AppleがiPhoneにiモードの組み込みを認めるのであれば、NTTドコモはiPhoneの提供に
踏み切る」ということであるとも考えられます。
通信回線や端末に加えて「iモード」という国内向けプラットフォームを提供してきた
NTTドコモと、端末とソフトウェア、そしてプラットフォームを垂直統合型で提供することを
望み、あくまで携帯電話会社に対して「土管」となることを望むAppleの交渉がまとまる
ことはあるのでしょうか……?
URLリンク(gigazine.net)