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・ゲーム開発者の世界では、発売予定に間に合わせるために、過酷な長時間勤務をすることが
あたりまえになっている。ひどいケースでは週85時間―1日12時間、週7日―勤務もある。
これは100年前の週40時間労働が標準だったころの2倍以上だ。週60時間労働が1年間続く
こともあり、「死の行進」と呼ばれたりする。
ゲーム開発会社の従業員の多くは定給方式で給料を貰っており、時間外勤務をしても
残業手当が出ない。先ごろゲーム開発者用ウェブサイト『Develop』が、業界で働く
専門職350人を対象に行った調査によると、超過勤務の報酬を一切受け取っていないと
答えた人は98%にのぼった。
ゲーム開発の仕事を得るためには熾烈な競争に勝ち残らねばならない。さらに、この業界で
仕事にありつけた少数の幸運な人々も、理不尽な長時間労働を要求され、仕事を取るか、
家族や友人との関係を取るか、という選択を迫られる。
『Arstechnica』の記者ベン・クチェラは、「ゲーム制作会社に行くと、彼らはいつも疲れている
ように見え、オフィスの照明は薄暗く、簡易ベッドで眠っている」と述べる。社内ジムや
カフェテリアのような福利厚生施設の恩恵を受ける開発者もいるが、それが逆に、会社を
離れる必要はないという発想に結びつく原因にもなると指摘する。
長く働いたからといって、よい仕事ができるわけではない。すでに1909年の調査で、長時間
勤務より週40時間労働のほうが実際に生産力が高いことが分かっている。
20年以上ゲーム開発に携わってきたイヴァン・ロビンソンは、国際ゲーム開発者協会のサイトに
掲載した記事で、21時間以上眠らないでいると、血中アルコール濃度が運転不可になる(0.08)の
と同じような状態になると指摘している。「もし会社に酔っぱらって現れて仕事が適切に
できなかったらクビになるだろう。仕事の疲労で同じような状態になるのは皮肉なことだ」
(>>2-10につづく)
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