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★【日本版コラム】松本前復興相の発言騒動、本当に問題なのはどの部分か
金井啓子のメディア・ウオッチ
就任後たった9日目で、松本龍復興兼防災担当相が辞任した。震災復興に関する岩手
・宮城両県知事との会談で「知恵を出さないやつは助けない」と述べたことなどがきっ
かけとなった。彼は就任以来、記者会見中にサングラスをかけたり、「自民党も民主党
も公明党も嫌いだ」と述べたりしたことでも注目を集めていた。一連の行動を見ている
と、復興相就任があまりに不本意だったがために、自ら不祥事を起こし退任につながる
雰囲気を作り出そうと意図したのではないかと勘繰りたくなるほどだ。
ただ、こういった行動が衆目を集めたのは、彼の言葉づかいの悪さや、いわゆる「上
から目線」の態度の大きさ、東日本大震災の被災者に対する思いやりのなさなど、言っ
てみれば見かけや行儀作法に関する部分だ。筆者の個人的な見方としては、実はこうし
たことは取るに足らないと感じている。取るに足らないというのが言い過ぎだとすれ
ば、これぐらいなら目くじら立てて騒ぐ必要はないという感想だ。もちろん人柄がいい
に越したことはない。だが、企業の経営者であれ、政治家や官僚であれ、顔も会わせた
くないほど性格が悪い人間はいくらでもいる。そんな人々を「態度が悪いから」とクビ
にするだろうか。要するに仕事の成果を出していればいいわけだ。復興相の人柄がいく
ら下品に見えようが、復興に向けて貢献さえすればいいというのが私の考えだ。もちろ
ん、政治家の中には人柄も仕事ぶりもそろってすばらしい人がいることもわかってい
る。だが、あえて今回の世間の極端な反応ぶりに異を唱えたい。
とは言え、今回松本氏を取り上げたのは彼を擁護するためでなく、やはり批判するた
めである。私が気になったのは、前述した態度や言葉ではなく、宮城県知事とのやりと
りを取材していたマスコミ陣に対しての彼の発言だ。知事が先に部屋にいなかったこと
に腹を立てた後、「今の言葉はオフレコだ。書いたらその社は終わりだ」と言い放った
のだという。
(続く)
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※前(★1:07/06(水) 10:36):スレリンク(newsplus板)