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2011年7月4日、環球時報によると、ロイター通信はこのほど、中国共産党創立
90周年を迎えた中国で、中国共産党の歴史や思想をテーマとした旅行「紅色観光」
や映画、テーマレストランなどが年配者だけでなく若者の間でもブームになって
いると伝えた。
中国では現在、1911年の辛亥革命から1921年の中国共産党創立までの中国の
指導者や国民の様子を描いた映画「建党偉業」が全国で大々的に公開されている。
中国共産党創立90周年となる7月1日に合わせて公開されたもので、中国映画の
スターが大挙して出演し、大きな話題となっている。映画を見た27歳の高さんは
「私は共産党員ではないが、今の幸せな生活が簡単に得られたものでないことは
理解している。革命烈士の血と生命の代償によって得られたものだ」と語った。
また、中国共産党の歴史や思想をテーマにしたレストランや旅行も話題になっ
ている。インテリアとして革命当時のポスターが多数飾られ、紅衛兵の衣装を
着たスタッフがサービスをするレストランは人気が高い。
一方、年配者には新中国誕生以来の歴史や思想をテーマにした「紅色観光」が
ブームとなっている。ツアーに参加した50歳の唐さんは「私は革命映画を見て、
革命歌を聞きながら育った。こうした精神が骨の髄まで染み込んでいる」と語る。
革命の聖地とも称される陝西省延安市には、昨年約1400万人が訪れ、観光
収入は前年比40%増の76億元(約950億円)にも達した。350カ所以上の観光地を
有する同市は、「紅色観光」ブームを追い風に、2015年までに年間2000万人の
観光客を引きつけたいと計画している。(翻訳・編集/HA)
URLリンク(www.recordchina.co.jp)