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★都議会:本会議、与野党の勢力逆転 自民・樺山議員死亡、大荒れの展開 /東京
都議会自民党の樺山卓司議員(63)=葛飾区選出=が1日朝、死亡した。
これに伴い、都議会の与野党の勢力が逆転。同日午後、本会議が開かれたが、
当初、自民や公明など与党の反対で否決されるとみられていた条例案などが
一転可決され、大荒れの展開となった。
この日午前「樺山議員が自殺か」の一報が都議会に伝わると、自民党の控室は重苦しい雰囲気に包まれた。
ある議員は「議員から『近くモンゴルに視察に行くので参加しないか』と誘われたばかりだった。
5期務めたベテランで、党を支えてきた議員の一人。ぼうぜん自失の状態だ」と落胆した。
一方、民主党の大沢昇幹事長は「明るく行動的な人だったので大変驚いている」とコメントした。
樺山議員の死去で、都議会(定数127)の会派構成は、民主51▽自民38▽公明23▽共産8
▽生活者ネット3▽無所属2▽欠員2--となった。これまでは民主から選出されている議長を除くと、
自民、公明など知事与党側が野党側を1議席上回っていたが同数となり、議長の裁決が鍵を握ることに。
自民はこの日、役員会や総会を断続的に開いて対応を協議。
午後1時の予定だった本会議の開会は大きく遅れ、午後4時45分に始まった。
本会議では、民主党が提案した、エネルギー使用の節約などを官民が一体となって推進する
「都省エネルギーの推進及びエネルギーの安定的な供給の確保に関する条例」案や、
新銀行東京の経営問題と築地市場の移転・再整備問題に関する二つの特別委員会の存否に関する採決があった。
前日まで条例案は否決され、特別委員会も廃止となる見通しだったが記名投票で可否同数となり、
議長裁決の結果、条例は可決、両委員会も存続となった。
樺山議員の死去について、石原慎太郎知事は閉会後、
報道陣に「議員の数が逆さになって(結果が)露骨に出てきた」と述べた。
自民のベテラン議員は「都や知事が提案する議案が通らなくなるのではないか。
これからの議会運営が思いやられる」と話した。【武内亮、柳澤一男】
毎日新聞 URLリンク(mainichi.jp)