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謎の泡の正体は―。大野市仏原(ほとけばら)の仏原ダム湖で
水面に現れる巨大な泡の実態を調べるため、ダムを管理する北陸電力は1日、
現場付近の水質調査に乗り出した。泡に含まれる気体、湖底の堆積物など
試料を採取。約3週間後には原因が明らかになるという。
ダム湖に架かる琴洞橋(きんどうばし)の上流一帯で、早朝に多く発生している。
水面に白い泡がぶくぶくと現れ、湖底の土砂を巻き上げながら徐々に拡大。
直径20メートルもある同心円状の輪が、同時に3、4カ所で見られることもある。
調査は目撃情報の多い午前6時半から、約2時間半にわたって行った。
北陸電力が委託した環境調査会社の社員がボートで泡に接近。水中に漏斗を沈めて
泡の気体を採取し、水深12~15メートルの湖底の土砂、異なる深さの水を
サンプリングした。水温や透明度も計った。
調査員が身に付けていたガスモニターは、二酸化炭素、硫化水素を感知
しなかった。湖面で特別なにおいもなかったという。土砂は茶色く変色した
葉っぱ類が多かった。富山市の本社分析センターに持ち帰り、詳しく調べる。
北陸電力によると、北陸3県で管理する24のダム湖で、同様の現象は
過去に例がないという。
謎の泡の目撃情報は、6月に入って湖沿いの国道158号を走るドライバーから
相次ぎ、「ネッシーならぬ、仏原ダムのブッ(仏)シーではないか」などと
話題になっている。岸辺に安全柵などがないため、北陸電力は30日、
「立ち入らないでください」という注意看板を設置した。
URLリンク(www.fukuishimbun.co.jp)
水面に噴き出す謎の泡を間近で撮影をする調査会社の社員
URLリンク(www.fukuishimbun.co.jp)