11/07/01 14:16:20.11 TMxVhsW/0
URLリンク(movie.maeda-y.com)
『TSUNAMI-ツナミ-』70点(100点満点中)
韓国のいいところは、遠慮のないところである。
などというと、前田は韓国嫌いだとかまたあらぬ誤解を受けそうだがとんでもない。整形だろうが豊胸だろうが脱毛だろうが、
男子にとって喜ばしい努力をしてくれる女子を私は高く評価する。よもや嫌いになろうはずがない。
いや、そもそも今回の記事に女性うんぬんは関係ない。のっけから話がずれてややこしいので元に戻すが、
『TSUNAMI-ツナミ-』は冒頭に書いた「誰にも遠慮せず好きなものを作る」韓国人気質が、良いほうに影響した良作である。
韓国有数の海水浴場で小さな食堂を経営する幼馴染のヨニ(ソル・ギョング)に、いまだ思いを伝えられないマンシク(ハ・ジウォン)。
今日こそ告白をと考えるマンシクをしり目に、目の前の東海(別名:日本海)の海底は不気味にうごめいているのだった。
ニュースで開口一番「東海で地震が起きました」とニュースキャスターがしゃべる。日本で公開するなら、こんなシーンを入れるわけがない─。
そういうコトナカレ発想の日本人とは対極にある価値観を、この映画では味わうことができる。まさにケンカ国家。これぞ異文化体験である。
その東海(別名:日本海)で、ある大災害が起き、やがて映画の後半にはメガ津波が朝鮮半島を襲う。日本列島が邪魔をして(というか盾になって)
津波など起きる可能性がほとんどない韓国人が、なんとしても津波大災害ムービーを作りたかった、その苦心のアイデアを見ることができる。
~続く~