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★大館新報記者、容疑否認のまま窃盗罪起訴
秋田地方検察庁大館区検は２９日、大館新報社北秋田支局の記者、田中長光容疑者
（４１）（秋田県北秋田市鷹巣）を窃盗の罪で大館簡裁に起訴した。
起訴状などによると、田中容疑者は６月８日夕から９日午前１０時頃までに、同支局
１階事務所の机の中から、新聞購読料など現金約１１７万円を盗んだとされる。調べに
対し、田中容疑者は「どうして（自分の）バッグの中に金が入っていたのか分からな
い」と否認しているという。
大館新報社は２１日付で、田中容疑者を懲戒解雇にした。また、山本英夫副社長（６
８）を役員報酬１０％減額（１か月）、山崎真一編集局長（５９）を給与１０％減額
（同）の処分とし、現金を管理していた女性事務員（５２）を夏期手当不支給とした。
処分はいずれも２９日付。
山本副社長は「住民や読者にご迷惑をかけて申し訳ない。信頼回復に努めたい」とし
ている。
（2011年6月30日10時15分 読売新聞）
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