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2011年6月28日22時41分
家電量販店のラオックスは28日、筆頭株主の中国家電量販大手「蘇寧電器」グループの子会社になると発表した。
第三者割り当て方式で新株を発行し、蘇寧グループが引き受ける。経営難で中国企業の支援を得て傘下に入る
日本の有名企業は多いが、子会社となる例はまだ珍しい。
発行額は計約90億円で、蘇寧グループのラオックスの持ち株比率は34.28%から計65.3%に上昇する。
ラオックスは東日本大震災後、主な客層だった中国人客が激減して経営の厳しさが増しており、借り入れや
公募増資による資金繰りは難しいと判断した。
新株の発行数は発行済み株式数の約88%に上り、発行額も1株当たり35円と直近の平均値を大幅に下回る。
このため、8月23日に開く臨時株主総会で、特別決議を得ることを発行の条件にしている。
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