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焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件を受け、富山県弁護士
会は26日、県弁護士会館(富山市長柄町)で、被害者らを対象とした無料相談
会を開いた。
訪れた被害者や家族からは、チェーンを運営するフーズ・フォーラス社(金沢市)
の慰謝料や医療費の未払いに対する不満が噴出。同会は今後、集団訴訟も視野に
対応を検討する。
同会によると、この日の相談者は24組に上り、同会弁護士15人が1組につき
約1時間ずつ対応した。
相談内容は「医療費の支払いが5月以降滞っているが、未払い分はどうなるのか」
「慰謝料はもらえるか」など、金銭的な補償への不安が中心だった。
フーズ社の代理人弁護士は、同社を今月30日で解散し、清算手続きに入る方針を
示しており、相談に応じた弁護士は「現状では全額を回収することは難しい」との
見通しを説明した。
「フーズ社側の弁護士に電話しても『債権者集会後でなければ回答できない』と
いう返答しか得られない」「医療費の領収証を添付した書類を送っても返答がない」
といった相談もあったという。
取材に応じた同会消費者問題対策委員長の神田光信弁護士によると、相談会で集めた
調査表をもとに被害金額を算定し、フーズ社が支払いに応じない場合は、集団訴訟を
起こすことも検討するという。ただ、この日の相談者数は、県が把握する被害者
約160人を大きく下回っており、同会は今後も被害者の相談に応じていく。
神田弁護士は「深刻な被害の実態に驚いた。フーズ社による支払いは厳しいとされ
るが、相談内容をもとに今後の活動を検討したい」と話していた。
2011年6月27日11時25分 読売新聞
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