11/06/26 08:46:08.29 0
東京電力が福島第一原子力発電所3号機の放射能漏れや水素爆発の予兆となるデータを
爆発の前日につかんでいながら、国に法令に基づく通報をしていなかった問題で、東電は
1号機についても水素爆発(3月12日午後3時36分)の前日に予兆をつかんでいた
のに国に報告していなかった。経済産業省原子力安全・保安院の公表資料で分かった。
資料によると、3月11日午後9時51分、1号機の原子炉建屋で入域禁止になる毎時290ミリ
シーベルト相当の放射線量が検出されていた。放射能漏れと水素漏れを疑う内容だ。東電の
その後の解析でも、この時点で圧力容器内の燃料が空だきになり、大量の水素ガスが発生、
外側の格納容器に放射性物質とともに漏れたことがわかっている。
だが、東電が1号機の放射能漏れの可能性について保安院に初めて通報したのは、12日
午前0時前。直前の11日午後11時の調査として「1号機タービン建屋内で放射線量が上昇
している。原因は調査中」との内容だった。
さらに、東電が「放射線量が上昇し、圧力容器の圧力も低下傾向にあり放射性物質の漏れが発生
している」と判断、初めて放射能漏れについて言及したのはその約5時間後の12日午前5時14分
だった。
東電原子力・立地本部の松本純一本部長代理は「放射能漏れにつながる全データを通報しなければ
ならないとは法令上定められていない」としている。
▼asahi.com(朝日新聞社) [2011年6月26日4時3分]
URLリンク(www.asahi.com)