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○ソフトウエア興業と関連会社 政界へ１０００万円超支出
情報処理サービス会社「ソフトウエア興業」（東京都千代田区）の関連会社による法人税法違反（脱税）
容疑事件で、ソフト社やグループ会社から与野党の複数の国会議員が代表を務める政治団体に対して
献金などの形で支出された総額が、１千万円を超えることが捜査関係者への取材でわかった。
ソフト社社長の丸山三郎容疑者（６４）ら４人は２４日、２００７年３月期の所得約３億７９００万円を隠し、
約１億１３００万円を脱税した疑いがあるとして、東京地検特捜部に逮捕された。
ソフト社やグループ会社からは、民主党の野田佳彦財務相や仙谷由人官房副長官、自民党の細田博之
元官房長官や菅義偉元総務相など有力議員の政治団体に、献金やパーティー券購入の形で幅広く
資金が渡っていたことが分かっている。
同社関係者によると、丸山社長は政界や中央省庁の高官に知人が多く、交友の広さを顧客に誇っていた
という。共犯として逮捕されたソフト社業務部長の原子誠一容疑者（４６）が、かつて国会議員の私設秘書を
していた経験を持ち、政治家や官僚を丸山社長に引き合わせる役割を果たしていたとされる。
丸山社長が懇意にしている政治家の選挙の際に、同社や関連会社の社員が応援にかり出されたとの
証言もある。同社関係者は「仕事の上で献金や接待に見合う利益があったのか。社長のタニマチ気質に
よるものではないか」と話した。
□ソース：朝日新聞
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