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東京電力福島第1原子力発電所の事故収束に不可欠となる高濃度汚染水の処理が一進一退を続けている。
6月初めの試験開始から約3週間。不具合の多発で依然として連続運転できず、浄化した汚染水を原子炉
の冷却水に再利用する計画は進まない。東電は6月末までにフル稼働を目指すが汚染水はあふれ出す寸前。
梅雨の雨による増水も懸念され時間との闘いとなる。
汚染水処理システムの柱は米キュリオンのセシウム除去装置、仏アレバの除染装置の2つ。油や塩分を取り
除く装置をつないで使う。6月5日に建設を終え、翌日から真水を入れて実際に動くか試験を始めた。
しかし10日にはキュリオンの装置の弁など十数カ所で水漏れが見つかり中断。修理後に低濃度汚染水で試験
を再開したが16日にも水漏れが起きた。翌日ようやく高濃度汚染水を通したがキュリオンの装置周辺の放射
線量が異常に高く、運転を停止。その後もアレバの装置のポンプなどでトラブルが続き、本格運転は既に10日
ほど遅れている。
処理した水はタンクにためているが、最終的には原子炉に送り込んで冷却水として再利用する「循環注水冷却」
を計画。これができて初めて安定的な「冷温停止」へ向け前進する。
キュリオンのジョン・レイモント最高経営責任者(CEO)は報道資料で「米スリーマイル島原発事故では汚染
水浄化の準備に18カ月かかった」と説明。今回は設計完了から5週間で完成させる強行軍となった。
>>2へ続きます。
▽日経新聞(2011/6/25 0:04)
URLリンク(www.nikkei.com)
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