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★悲しき無知…菅&枝野ビビッて「債権放棄」発言撤回のワケ
東京電力福島第1原発事故の賠償問題で、枝野幸男官房長官(47)が東電の取引金
融機関に債権放棄を求めた発言が尾を引いている。枝野氏は当初、貸し手責任を強調し
ていたが、ここにきて「債権放棄発言はしていない」と一気にトーンダウン。理由は、
「債権放棄となった場合、3メガバンクなどが即座に菅政権を相手に行政訴訟を起こす
準備を進めているとの情報を察知したため」(永田町関係者)という。銀行界の反撃態
勢にあわてて、前言を撤回したというのだ。
福島第1原発の賠償支援策に関し、枝野氏の口から金融機関に債権放棄を求める発言
が飛び出したのは5月13日午前、閣議後記者会見でのことだった。
枝野氏は、事故発生前に金融機関が実施した融資は「事故のリスクを考慮に入れて融
資がなされいているというのがマーケットの基本だ」とし、金融機関が東電の貸し手責
任を負わない限り、「国民の理解は到底得られない」などと話した。
ところが、今月に入って枝野氏は「私は債権放棄発言はしていない」、「そうしたお
尋ねに対して国民の理解が得られるかを答えたものだ」と急にトーンダウンしだした。
一体、何があったのか。
「そもそも、枝野氏に知恵を付けたのは、金融知識に詳しくない官邸の、ある幹部です」
(永田町関係者)
この幹部は、東電の原発賠償について「金融機関の責任も問うべきだ」と仙谷由人官
房副長官にささやき、それが仙谷氏から枝野氏に伝えられ、「あの債権放棄発言につな
がった」というのだ。
(続く)
■ソース(夕刊フジ)
URLリンク(www.zakzak.co.jp)