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福田屋百貨店が8月28日、販売不振に陥っていた真岡店(真岡市台町)を閉めることになった。
約200メートル離れたスーパーマーケット「ベイシア真岡店」は既に閉店しており、
真岡市内唯一の百貨店がなくなることで、市民の暮らしに影響が広がりそうだ。
福田屋の跡地は遊戯施設などの運営企業に売却され、関係者によるとパチンコ店が進出する見通しだ。
福田屋真岡店は1976年にオープンし、35年間にわたって地域のランドマークとして
親しまれてきた。しかし、最近は宇都宮市内にある自社の郊外型大規模店舗に
顧客が流れるなどして売り上げが低迷。テコ入れ策を探ってきたが、
景気の悪化にも追い打ちをかけられ、立て直しを断念した。
真岡店は3階建てで、営業面積約1万4000平方メートル。食料品や衣料品を
売っているほか、テナントで「上野文具」なども入っていた。東日本大震災で
店舗が被災したため、現在は1、2階のみで営業し、テナントも撤退している。
真岡市内では、ベイシアも5月、老朽化と震災による建物損壊のために閉店。
バイクで買い物をしている同市亀山、海賀キヨノさん(77)は「福田屋もベイシアも
生鮮食品の品ぞろえがよかったのに、これからどこで買い物をしたらいいのか」と浮かない表情だ。
福田屋は今年2月に栃木店(栃木市)を閉店。真岡店も閉じることを決め、
宇都宮市内の旗艦店に経営資源を集中させる姿勢がより鮮明になってきた。
関係者によると、真岡店の跡地については、県内でパチンコ店などを運営する企業と
既に売買契約を締結。建物は福田屋の負担で取り壊し、9月以降に登記を移転するという。
福田屋の閉店について、真岡市幹部は「長く地元に密着した百貨店で、
特に食料品は地元の評判が高かった。パチンコ店になれば
街の雰囲気が大きく変わるだろう」と話している。
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