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東日本大震災と同じマグニチュード(M)9・0級の南海地震が
起きた場合、大阪に押し寄せる津波の高さが5・5メートルとなり、
大阪府内の平野部の大半が水没する恐れがあるとの試算を河田恵昭
関西大教授(社会安全学)がまとめ、23日、大阪市内で開かれた
共同通信社のきさらぎ会の講演で明らかにした。
河田教授は「防災計画には最悪のシナリオが必要だ」として、
大都市に特有の地下鉄や地下街への浸水対策や、防波堤の整備などを
訴えている。
文部科学省地震調査研究推進本部や河田教授によると、南海地震の
30年以内の発生確率は60%程度。M8・4と想定され、大阪湾を
襲う津波の高さは2・5メートルとされていた。
Mが0・2増加すると、津波の高さは平均1・3倍に。M9・0なら
想定より3メートル高くなる。地盤の高さから、大阪市内では府本庁舎や
大阪城がある海抜20メートル以上の上町台地を除くほぼ全域が水没する
恐れがある。
ソース:URLリンク(sankei.jp.msn.com)