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西岡武夫参院議長は21日、産経新聞の取材に応じ、政府・民主党が今国会の大幅延長を求めていることについて
「菅直人首相の延命のための国会延長以外の何物でもない。それに国会が手を貸すのか。
今の状態で10月半ばまで延長するなどもってのほかだ」と語り、首相を強く批判した。
その上で、西岡氏は「首相は目先の大事な問題も処理しないまま、(延長後に)脱原発を掲げて衆院を解散しかねない。
だまされてはいけない」と与野党議員に警鐘を鳴らした。
西岡氏は参院側で会期の延長を阻止する研究も行ったが、「残念ながら、法制的に止める手だてがない」と語った。
国会法は会期延長の議決に関し、衆院の優越を定めているからだ。
一方、首相が再生エネルギー特別措置法案に意欲を見せていることに対しても、
「原発が動かなかったときの電力をどう埋め合わせるのか。数字や根拠を示さず、バラ色のような言葉で国民を幻惑するのはおかしい」と批判した。
産経新聞 2011.6.21 16:57
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