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・福島県いわき市の「県旋網漁業協同組合」は21日、同市の小名浜港で予定していた
今シーズン初めてのカツオの水揚げを、仲買人らの間で原発事故の影響による風評を
懸念する声があるとして断念、千葉県の銚子港に水揚げした。
カツオは、19日に茨城県の那珂湊沖約300キロの海域で取った約17トン。
同漁協の野崎哲組合長は「小名浜港から水揚げすると『福島県産』となり、買い手がつかないと
判断された。残念だ」と話した。水産庁が現在、福島県沖で取ったカツオのサンプル調査を実施、
近く結論が出る予定で、野崎組合長は「安全が確認されれば、状況は変わるはず」としている。
同漁協は今月1日、八丈島から千葉県犬吠埼にかけての沖合でカツオ漁を再開し、
他県の港に水揚げしていたが、16日に小名浜港の魚市場が再開されたため
同港への水揚げを目指していた。
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