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・大阪産婦人科医会と府が昨年調査。
妊婦健診の受診回数が3回以下か、最終受診から3カ月以上が経過していた未受診妊婦
148人のうち、医療ソーシャルワーカーが関わるなどした状況が深刻な38人について、
出産した病院を通じて調査した。
この結果、20人に育児放棄、2人に身体的虐待が確認された。また38人中、11人に赤ちゃんの
兄姉への虐待が疑われた。
育児放棄の20人のうち、出産後に死亡した赤ちゃんは1人。母子を支援していた保健師らが
家庭訪問した際、赤ちゃんはネコのふんやたばこの吸い殻が散らかった床の上で泣いていた。
母親は本人が自覚していない精神疾患があり、夫と別居、実家との関係も破綻していた。
このケースでは児童相談所などの支援にも関わらず、赤ちゃんは生後4カ月で吐いたものをの
どにつまらせて窒息死。母親の育児放棄が疑われたが、府警は事件性なしと判断したという。
育児放棄の別のケースでは、母親が重度の先天性の障害がある赤ちゃんを残して産後3週間で
病院を抜け出した。出産前から友人宅やネットカフェを泊まり歩き、病院は母親に携帯電話の
電源を切られると連絡を取れなくなった。
これとは別に虐待を受けた経験がある母親のケースでは、出産後に母子支援施設に入所。
手続き上の問題で入所を継続できず、生活保護を受けてアパートへ転居すると、4カ月後に
友達に赤ちゃんを預けたまま行方不明になった。その後、赤ちゃんは乳児院へ預けられた。
身体的虐待では、母親と赤ちゃんが退院してから4カ月後に、この赤ちゃんが病院に運ばれ、
体を強く揺さぶられた際に脳が傷つく、揺さぶられっ子症候群(SBS)と診断された。
もう一つの身体的虐待は生後3カ月で実父によるSBSが判明。頭に急性硬膜下血腫が
できており、乳児院で保護されたが、後遺障害があるという。
府の担当者は「妊婦健診の未受診が児童虐待につながるリスクの高さが裏付けられた。
出産のための入院中などの機会にこうしたハイリスクの妊婦を確実に把握し、児童相談所
などによる母子支援につなげたい」としている。(抜粋)
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